使用木材の樹種
2021.03.30
麦わらの一味に入った暁には、
ローから「住宅屋」と呼ばれたい
住宅屋に勤める男 廣澤です。
#そのまま
#家屋
#かおく
皆さんは何屋と呼ばれたいですか?
#恥ずかしさを知ってくれ
さて、来月には構造見学会を予定しています。
気密断熱はもちろん、使っている木材、金物、仕事の質を見れる絶好の機会です。
今回は、ハンズで使っている木材を紹介しようと思います。
ほとんどが見えなくなる木材のなのですが、そここをこだわってますので。
柱 赤松の集成材
集成材は木材を貼り合わせしたものです。
反って曲がったり、収縮で割れたりが無いのがメリットです。
あとは、木材の良いところだけ選定して張り合わせているので強度が均一で強いです。
貼り合わせに接着剤を使っているので、無垢志向の敏感な方には不向きですね。
基本的には接着剤の強度、匂いとも全く問題ないです。
無垢の1本柱は強度を均一にはしにくく、反り・割れは付きのものです。
自然素材そのものの温かみ・安心感はありますが。
どちらを使うこともできますが、基本は集成材となります。
梁 赤松の集成材
2階の床、屋根をうける横の材料を総称で梁(はり)と言います。
厳密には部位によっていろいろと呼び名がありますが。
こちらも強度の安定と大きい材の取りやすさから集成材が基本です。
化粧で見えてくる梁の場合、集成にするか無垢にするか検討します。
土台 米ヒバ 無垢
大引 桧 無垢
基礎の上に乗せる部材を土台 といいます。
シロアリに強い米ヒバを使ってます。
近年材料が減ってきているようですが、何とか死守しています。
無垢材なのは、集成材は基本水に弱いところから無垢にしています。
(水に強い集成材もありますが、高いんです(;^_^A)
基礎と土台はボルトで連結するので、反りにくいのもありますね。
土台に付随する、床を支える材を大引(おおびき)と言います。
基礎には乗っていませんが、床下の重要な部材ですので、こちらもシロアリに強い桧をつかっています。
賛否両論ありますが、米ヒバの方が桧より優秀だと僕は判断しています。
その分高いので、最重要で交換が困難な土台には米ヒバ、交換できないことは無い大引には桧と使い分けています。
間柱 杉の集成材
柱と柱の間に入る下地用の細い柱を間柱(まばしら)といいます。
杉は軽く、流通量も多いため、比較的安い木材です。
水にも強いです。
軽い分、ビスの利きが少し弱いです。少しだけです(;^_^A
間柱に直接ボードを張るのではなく、下地をしてからボードを張るので、
下地に力を入れることにし、間柱はコスト面から杉を選んでます。
貫・垂木 赤松の無垢
上記で説明した下地材です。
貫(ぬき)はボードを張るための平べったい木 6cm×1.5cm
垂木(たるき)は天井や壁などの形をつくる四角い木 3cm×4cm
これはビスが利きやすい赤松一択です。粘りもあります。
曲がりの少ない良材を 納品してもらってます。
胴縁 桧の無垢
今度は外壁の下地材です。
胴縁(どうぶち)といいます。
これは外部であることと、外壁はサイディングという重い板を張り、吹付するので、
釘の利きが良く、水に強い木材ということで桧を選定しています。
外部なので無垢で。
専門家みたいな話をしてしまいました(;^_^A
#専門家だろ
#胸を張れ
これが正解だとも思いません。
木材も一長一短。
使いどころとコスト、そして何を大事にしたいかで選定は変わります。
ハンズでは木材おじさんが目利きをして、これだ!と思ったものを選定しています。
もっと木材おじさんの話を聞きたい人、実物を見たい人は是非構造見学会にお越しくださいませ~。
木っていいネ
#頼むから
#恥ずかしさを知ってくれ