日本の寸法
2021.05.25
長男と三男の喧嘩に
「この戦いを終わらせにきた!」
と仲裁に入る次男を見て、
「こいつ四皇の器だなぁ」と思った男 廣澤です。
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#喧嘩続行
#巻き込まれる次男
#見てるだけ親父
#ワンピース大好き親子
今回は、住宅とつながりの深い、日本の寸法について説明します。
「尺(しゃく)」って聞いたりしませんか?
1尺=30.3センチになります。
1寸(すん)は1尺の1/10となります。
一寸法師は身長3センチです。
住宅業界に入ったときは、まずこれを覚えることからはじまります。
「わかりにく!メーターでいいじゃん!」とよく思ったものですが、これが切っても切れないようになってます。
特に6尺(181.8センチ)はよく使うう法で、6尺=1間(けん)と言われます。
和室の鴨居の高さは1間に設定されています。
和室の天井は8尺(242.4センチ)で設定され、洋室の天井もこれに合わせ、240センチが標準となっています。
ベニアや石膏ボードも、3尺×6尺(910×1820)のサイズで作られています。
畳のサイズもおおよそこのサイズです。
一番なじみのあるのは、面積を表す「坪(つぼ)」ですかね。
これは1間×1間が1坪とされています。
1,818×1,818=3.305㎡=1坪です。
ほおお~となりますよね。
ベニアやボードもそうですが、建築材料はこれをもとに作られていることが多いので、この寸法は大事なんです。
ちなみに柱は3寸5分(1分=3ミリ)で、105ミリ角です。
1サイズ大きい柱は4寸柱と言われ、120ミリ角です。
梁(はり・床を支える横材)も、高さが3センチ刻みで設定されます。
120、150、210,240,270、300・・・
1階から2階の床までの高さも10尺(3,03メートル)で設定され、外壁サイディングも910ミリ×3030ミリのサイズとなっています。
なので、3尺のマス目をもとにプランしていくのですが、廊下の幅を3尺にすると、柱の厚み、下地、ボードと引き算した結果、
廊下の幅が75センチほどとなります。
トイレもしかり。
これを狭いととるか、十分ととるかは個人差がありますが、なかなかプランで読みとるのが難しいところでもあります。
ハンズは基本、廊下トイレは3尺5寸(1.060メートル)でプランニングしているので、有効幅が90センチほどになっています。
(※当然例外もありますが、その場合は説明しています)
この辺を気にしながら図面を見ると、少し楽しくなると思います。
どうもでーす。